明治神宮外苑のイベント会場で展示物を焼く火事


11月6日、東京新宿区の明治神宮外苑のイベント会場で展示物を焼く事故が発生。
展示物はジャングルジムの形をしたもので、中で遊んでいた5才児の男の子が死亡。
幼児を助けようとした父親や男性がヤケドのケガを負った。
問題の展示物があったイベントは、新宿区霞ヶ丘町明治神宮外苑で開かれていたイベントで「東京デザインウィーク2016」。
東京デザインウィークは、31年目を迎える国際的なクリエイティブイベントで、建築やインテリア、グラフィック、アートといった生活デザインとアートの優れた作品が世界中から集まる国際的なイベント。
2016年のTOKYO DESIGNERS WEEKは、10月26日~10月31日、11月2日~11月7日の12日間で行われ、2016年の今年は、過去最多の20以上のコンテンツで開催された。

問題の展示物を制作したのは

展示物のオブジェは、高さ3メートル、幅5メートル、奥行き2メートルのジャングルジムのようなもので、“巣の家”というタイトル。
制作は、日本工業大学の新建築デザイン研究会というクラブが制作し出展。
当初は、発光ダイオード(LED)照明の電球1個を使用。
しかし、事故当日は、白熱電球も使用していたという。
延長ケーブルが短く、中央に近い部分で照明を照らしていたため、おがくずに発火したのではないかと見られている。
当初は、火元になるようなものが見られないと発表していたが、後日、その説明を変更。
夜間作業用の投光器を植木鉢のような容器に入れて作品の中央部で点灯していた。
作品をより良く見せる意図があったのではないかと言われている。


この事故で誰が責任取るの?

火災が起こったのは6日の午後5時20分頃。
当時、ジャングルジムでは数人の子供が遊んでいたと見られているが、火事が発生し、逃げ遅れた港区の幼稚園児、佐伯健仁くんが焼死という犠牲になってしまった。
助けようとした父親と男性がヤケドを負っている。
当時、現場にいた来場者によると、キャンプファイアーのような火柱が上り、何が起こっているかわからない状態で、最初はパフォーマンスの一つと思われたらしい。
しかし、男性の怒号や叫び声、子供の名前を泣き叫びながら戸惑う人がいるのを見て、火事ということがわかったようだ。
とはいえ、近くに関係者はおらず、また、消化器もなかったため、消化器を取りに行き戻るまでに数分かかり、木製でおがくずが撒かれているオブジェはまたたくまに炎に包まれた。
複数の男性が木製の展示物を倒そうとするが、全く動じず、やっと火が消えたのが20分後。
東京工業大学は謝罪したが・・・
東京デザインウィークを主催するのは、TOKYO DESIGN WEEK株式会社で、制作は東京工業大学のサークル。
東京工業大学のクラブの指導者や責任者、主催者側のチェック体制、危機管理など問われる。
問題をしっかりあぶり出して欲しいものだ。
子供の尊い命が奪われたのは悔しい限りだ。
ご冥福をお祈りします。
白熱電球と木屑が隣接して設置された遊具が燃えて5歳児焼死ってニュース出てるけど、メイドカフェでも白熱電球付近に可燃性の装飾つけてる店たまにあるから気をつけてよね。見かけて明らかに危険だと指摘してるけど理解できないのかスルーする奴いるけど秋葉原で電気火災とかマジでハズカシイからね。
— Daisuke_外神田1丁目☆ (@Daisuke_JA1UMW) November 6, 2016
「自分が殺人者になってしまった自覚があるのだろうか」本当にそう思う。【おがくずと電球で5歳児を焼死させた東京デザインウィークの何が問題なのか?】 - shi3zの長文日記 (id:shi3z / @shi3z) https://t.co/tU3pS5Blbc
— manna (@ichimankaimanna) November 7, 2016
TDWに行ったことがないから判断材料が何も無かったから、半分中の人、の記述はありがたい。
— ことのは (@makisssss) November 7, 2016
おがくずと電球で5歳児を焼死させた東京デザインウィークの何が問題なのか? - shi3zの長文日記 (id:shi3z / @shi3z) https://t.co/Py7RfLxItm